クリアリングとは【FPS用語集】

FPSゲーム

クリアリングとは

敵が隠れている、もしくは待ち構えている可能性が高い場所を確認する作業をクリアリングといいます。

いなければ安全確保をして進み、敵がいる場合は撃ち合うか逃げるかの選択になります。

敵から不意打ちを受けないようにするための重要なテクニックです。

最近では索敵の意味でもクリアリングという人もいるみたいですが…、FPSなどゲームでの使い方は定義が曖昧でふわっとしていることが多いです。

映画などを見ていると、特殊部隊の人が扉から入って死角を確認して「クリア」といっているシーンがあるかと思いますが、それがクリアリングです。

FPSでもこの動作は重要でして、主要な通路や敵が隠れている可能性が高い場所をただ素通りすると敵に不意打ちを食らうので、敵がいないかどうかを確認して進む必要があります。

コールオブデューティのチームデスマッチなど、狭いマップでリスポーン地点が逆になるものは、何度もクリアリングする必要がありますね。

バトルロイヤルでは安全地帯の関係で少しやり方が変わりますが、基本は同じで、自分にとってそこにいるとまずいな~というところをきちんと確認していくことがクリアリングになります。

さすがにここにはいないでしょ~と思って通り過ぎると後ろから撃たれるのはFPSあるあるかなと思います。

良く見る場所としては、建物の入り口(扉など)の左右や障害物の裏などになります。

クリアリングのやり方

映画などで見る特殊部隊の人もそうだと思いますが、基本的にクリアリングは銃を構えながら(すぐに撃てる準備をしながら)が基本です。

レティクル・クロスヘアをいそうな場所にすぐに向けられるように視界を移動させていきます。

これは必ず自分が初弾を先に撃てるようにするためです。

とは言ってもADSしながらはりスクが高い部分もあるので、敵がいる確率が高い時だけに使用する人も多いです。

それ以外にも通常移動時も含めてですが、できるだけ敵がいそうな場所を画面中央にしておく、というのも重要になります。

角から通路などを見る場合は、ゆっくり視点を動かしながら視界を広げていくのが安全です。

死角に対して直線で確認しようとすると敵に先に撃たれやすいので、角を軸にして回り込むような形で視点移動します。

リーンがあるゲームでは、リーンをしながら相手に見える面積を小さくしてクリアリングします。

ゲームによっては右目視点、左目視点、左から除く、右から除く、などで見え方が異なり、右半身を出すか左半身を出すかで有利不利が変わるゲームもあるため、そのゲームの視点の特性を知っておく必要があります。

クリアリングする場所

クリアリングはやみくもに全ての場所でするとめんどくさいですし逆に危険が大きくなるので、必要なシチュエーションでのみ行うことが多いです。

基本は敵のいそうなところを見るのですが、「敵がいそう」を色々な情報から判断します。

強いポジションを見る

俗に言う「強ポジ」です。

マップには有利なポジションが必ず存在します。

自分にとって有利な場所は、敵にとっても有利な場所で、できるだけその場所を取りたいと思うのは当然です。

ということは必然的に敵がいる可能性が高い場所になります。

きちんとクリアリングして強ポジに入るようにするのが大事です。

強いポジションがどこなのかは、マップの知識が必要になります。

なので、強ポジのクリアリングはマップ理解が大事になります。

そのため、経験が非常に重要になります。

マップ理解度の浅い初心者の場合は難しく考えずに、「高い所」が強い、とまずは覚えておくのが良いでしょう。

足音がしていて、その足音が消えた場所

足音がする場合、離れていく足音や近づいてくる足音などがあります。

離れていく場合は自分がそちらの方向に行く場合は追いかけていくことになります。

近づいてくる場合は、遭遇する可能性が高いのでクリアリングというよりは置きエイムして待つことが多くなります。

クリアリングの場合は、一定の足音がしてその足音が消え、自分がその方向に行きたい場合によくやります。

相手が待っている可能性が高いからです。

銃声がした場所

銃声がした場所は敵がいた場所です。

特にスナイパーライフルの銃声がした場所にはそのまま敵が残っていることが多いので、クリアリングする必要がある、というか、うまくその場所にこっそり近づければ1キル取りやすいですね。

移動する際も、銃声がした場所から射線が通る場所は気をつけて通る必要があります。

味方がやられた場所、その場所を狙える場所

味方が倒されてしまった場所は敵がいる可能性が高いです。

特に、倒した敵がアイテムをドロップするゲームは付近に必ず敵がいます。

また、敵が倒された場所へ射線が通る場所には敵がいる可能性が高いです。

そこから敵の位置を予測することができ、その場所に向かう場合はクリアリングする必要があります。

過去に自分が倒された場所

過去に自分が角待ちされて倒された場所などはかなり重要なクリアリングポイントになります。

キルカメがあるゲームでは、きちんと自分がやられた場所を確認しておくと良いです。上級者は小まめに場所を変えて戦うため、いないことも多いですが、味を占めて同じことをするプレイヤーもそれはそれでいるので、クリアリングしたり、裏を取ったりとうまいことやると楽に敵を倒せます。

バトルロイヤルでのクリアリング

バトルロイヤルのクリアリングはリスポーンありFPSとは少し違った要素があります。

バトルロイヤルは安全地帯の収縮により、戦闘エリアが変化していくため、その変化によっては強いポジションが変わります。

また、安全地帯の収縮に合わせて移動したり、次の安全地帯のギリギリで待っていて収縮に合わせて移動している人を待ち伏せしたり、収縮に合わせて移動し始めた人の後ろをとったり、など様々な要素が絡みます。

そのため、クリアリングも少し違ったテクニックが必要になります。

収縮に合わせて安全地帯内に移動する場合、直線で円に入ろうとすると前と後ろで挟まれる可能性があります。なのでパルス際にまず敵がいないかどうかを確認し後ろの安全を確保したうえで、円の端を通って右か左の端から入る、などの動きをします。

エリアに向かう途中にある次の安全地帯には入っていない小屋などに敵が潜んでいることもあるので、そういったところもクリアリングする必要があります。

安全地帯に入る際は、エリアの端で待っている可能性が高いので、エリアに入る前のクリアリングも必要です。

円に入る際のルートもできれば強いポジションに入りたいですし、そうなるとそこには敵がいる可能性が高くなるため戦闘になることが多く、きちんとクリアリングというか、索敵をしないと先手を取られて負けやすくなります。

バトルロイヤルの場合はクリアリングよりもまずは先に有利ポジションをとることのほうが重要なので、狭いマップのFPSとは趣が異なりますが、重要な要素であることは間違いありません。

特にやられたら終わりなので室内のわかりにくい場所で待っている人が多く、そういったところに何も考えずに突っ込んでいくとほぼ100%負けるので、屋内のクリアリングも重要な要素になります。

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