FPSではキル数とデス数の比率をキルレシオと言います。
自分の実力を示す指標の1つになります。
指標の1つ、とは言ってもWebのアクセス解析やら野球の数字と同じで、これだけが良ければうまい、というわけでもなく1つの目安位程度に考えるのが良いかと思います。
元々は軍事用語です。
キルレシオとは
計算式としては、
キル数 ÷ デス数 = キルレシオ
になります。
100キル100デスならばキルレは1.0です。
200キル100デスならばキルレ2.0、50キル100デスならばキルレ0.5になります。
キルの概念が変わるとこの数字も微妙に増減しまして、例えばCODBO4ではアシストもキルに入っていたので、本来はKDAになる指標がK/Dとして表示されてましたね。一応単純なキルレシオも見られる場所はありましたが。
キルレシオで何を見るのか
キルレシオの数値が大きい人は少ないデス数で多くの敵を倒している、ということを示しています。
基本はこの数値が高い人は撃ち合いが強いか、立ち回りが上手くキルがたくさん取れるか、エイムが良いか、など上手い人を指すことが多いですが、数値は見方が大事なので一概にそうとは言えないことがあります。
まず、母数が少ない場合はあまり参考にならない指標です。例えば1試合しかしていない、などです。
また、試合数に比べてキルとデスの数字が平均よりも著しく低い場合などは、ゲームの内容にもよりますが、ゲーム自体にあまり参加せずにキルレだけを気にして動いている人の可能性があります。
キルレは良くても勝率が悪い人は、勝利に対して効率的な立ち回りや撃ち合いができていない、という可能性があります。
全ての数値がそうなのですが、単独の数値だけでは実力を評価できないので、目安となる数値の1つぐらいに思っておくのが良い数値です。
とは言っても、普通に立ち回りができて結果を出している人は、この数値も高いことが多く、この数値に拘る人もまたたくさんいるというのがFPSゲームの良くある話になります。
ただ、この数値があまりに低い人は基本的なことができていない可能性があるのでそこは注意が必要です。
この数値をあまり意識していなくても、死なずにチームの勝利に貢献する、という動きをしていると、だんだんこの数値は改善していきます。
プレイスタイルによりますし、ひどい数値になってなければいいやぐらいで良い数値かと思います。
キルレシオは参考程度に
各FPSゲームには各モードがあり、勝敗条件が色々あります。
チームデスマッチのようにある一定数キルしたら勝ちのゲームではキルレシオが良い人の貢献度が高いことが多いです。
ですが、ドミネーションのようなオブジェクト奪取系のゲームにおいては単純にK/Dだけでは判断できません。
またロールがあるゲームはダメージを出す役の人はキルレが高くなりますが、ヒーラーやタンク、サポート系のキャラクターはキルレが低くなる傾向にあります。
なので、「参考程度の数値」ぐらいにしておくのが一番良いかと思います。
ただ、人間というのは自分も含めてですがあまり賢くないので、「わかりやすい数値、わかりやすいキャッチコピー」が好きです。
そういう意味ではこの数値は「わかりやすい数値」なのでなんだかんだで気にするんだろうな、とは思いますが。