3Dのゲームをやる際に、どれぐらいの視野角があるかの数値をFOVといいます。
FPSの場合、視野角を設定できるものがあり、自分に合う視野角に設定することが重要になります。
3D酔いとも密接にかかわる項目なため、自分に合わない設定にすると大変なことになるので、注意が必要な項目でもあります。
PC版のゲームではだいたい設定で変えられるのですが、FOVは高くすると高スペックが必要になるので、コンシューマー機だと変えられないゲームが多いです。
今後ハイスペックなコンシューマー機が出てくれば変わるかもしれません。
FOVの特徴
FOVは度数であらわされます。
角度なので当然といえば当然でしょうか。
だいたい水平方向を基準としての角度になります。
PCのFPSゲームではデフォルトでだいたい90度ぐらいになっていることが多いです。
これ、なんでなんでしょうね。これぐらいが一番見やすくて酔いにくい角度だからでしょうか。
FOVの角度を上げると、視野が広がります。単純に見える範囲が広がるので、索敵などで有利です。
90度では見えなかった場所が110度では見えるようになります。一見すると有利なように思えますが、ディスプレイの大きさは変わらずに視野が広がっているためオブジェクト自体は小さくなっています。そのため、敵が小さく見えるはずです。横に広がっているほうが狙いやすいため、エイムしづらいという人もいます。
また、接近戦での敵の追いやすさは低FOVにはない利点です。敵を見失う率が低くなるので、遭遇戦で有利になります。
近接戦での利点と似ていますが、視界の外から敵に撃たれた時にそちらの方向を振り向きますが、その際に低FOVよりも早く視界に入るため、その後の行動を決めやすいのも利点です。
画面上での反動も小さく感じるため、リコイルコントロールがしやすくなります。
視野角を下げると、広い場合の逆になります。
視野が狭まるため、見える範囲が狭まり死角が増え、見えない範囲から敵の攻撃を受けやすくなります。
近接戦では敵にぐるぐる回られると、見失いやすくなります。
その分、画面内にいる敵が大きく見えるため、的が大きくエイムがしやすくなります。
視野角を広くすると、その分多くの描画処理を必要とするため、高スペックのPCでないとフレームレートが低くなります。
視野角を広げ過ぎると、画面がゆがんで見えます。二次元のディスプレイに三次元の映像を流しているので当然といえば当然なのですが、ぐにゃっと曲がってしまうのですよね。これが合わない人もいるようです。
結局どれぐらいが良いのか
人それぞれですが極端に低くても高くても酔いやすいので、PC版のデフォルトに多い90度を基本に考えておけば良いかと思います。
だいたい80~100の中にいれておくと、いろんなゲームをプレイするときに違和感を感じづらいかと。
ゲームによっても違うので、あまりに極端にしておくと他のゲームをプレイする際に苦労することがあります。
比較的高めな人が多いのがエーペックスレジェンズです。
エーペックスレジェンズでは視野角104から110の人を多く見ます。
有名なストリーマーの人の設定が104だったから、というのもあります。あと、エーペックスレジェンズは最大の110にすると、魚眼レンズ感が非常に大きくなるんですよね。歪みが気になるレベルになります。
この歪みと視野の広さの一番良いぐらいが104だった、ということですね。
この辺りはゲームによって変わります。
自分は視野角を広げたいタイプなので、視野角が設定できるゲームでは大体MAXに近い数字にしてみて、だんだん下げる、みたいな感じです。
視野角を広げると、エイムの時は的が小さくなりその点では少し難しくなりますが、単純な索敵や移動時の視点などはやりやすいため、自分は高FOV派です。
とは言っても、一緒にゲームをプレイしていた人がエーペックスで110にしてみたら気持ち悪くて全然ダメだった、などもあるので、難しいところです。
デフォルトの視野角で違和感を感じない人は、下手にいじらないほうが良い項目でもあります。
PC版でのプレイが多い人は、スペックの心配も少ない人が多いため、FOVは高めな印象です。
酔ったりエイムに影響がない人は、視界が広いほうが色々有利かな~と思います。