感度(センシ)とは
PCゲームをやるときに、よく「振り向き10cm」などと言ったりします。
これはマウスを10cm横に動かすと、ゲーム内の視点が180度動く(真後ろを向く)ということです。
この、どれぐらいマウスを動かすと画面がどれだけ動くのかを感度と呼びます。
画面移動の感覚はマウスの設定だけでなく、FOV(視野角)なども影響しますが、基本はマウスをどれだけ動かすと画面の視点がどれだけ移動するかを設定するものになります。
少ない移動量で画面が大きく動くのを「感度が高い」と言います。センシが高いほど、マウスを少し動かすだけで画面が大きく動くということです。
逆に、マウスを大きく動かさないと、画面が大きく動かない場合を感度が低いと言います。
日本では180度がポピュラーのようですが、海外だと360度の一回転で見ることが多いです。
また、このセンシの設定によってはリコイルコントロールの難易度も変わってきます。
感度の大まかな分類
大体数センチから10cm~15cmぐらいまでがハイセンシ、15cm~20cmぐらいまでがミドルセンシ、20cm以降がローセンシ、なんて言ったりしますが、この辺りは感覚的なもので人によって結構違います。
ハイセンシを細かくわけてウルトラハイセンシ、とかスーパーハイセンシとか言ったりしますが、慣習的なもので正確な定義があるわけではありません。
なんとなく、で良いと思います。
ゲームをやらない場合、マウスパッドは大体20cm程度なものがポピュラーなので、ミドルセンシ以降の場合は、大体大きめ(幅40cmとか)のマウスパッドを使用することになります。それに伴って机のスペースも必要になります。
大まかな分類ですが、ハイセンシのほうが少ない動作で大きく動かせる分操作自体は楽ですが、正確性を保つのが難しく、ローセンシのほうが細かい調整はしやすいですが、咄嗟の移動時に大きくマウスを動かす必要があり、その分スペースも必要になります。
感度の決め方
感度がどれぐらいが良いのか、というのはFPSプレイヤーにとっての永遠のテーマみたいなものですが…。
一言で言ってしまうと「人それそれ」です。
これは身もふたもないのですがこれしかないのです。
決める重要な要素は「自分の感覚」「自分の肉体的な特徴」「物理的なスペース」です。
プロのプレイヤーでも感度は人それぞれなので、自分に合ったものを探すしかないのが辛いところです。
絶対の正解、というものはないのが難しい理由の1つでもあります。
また、感度を下手なプレイの「言い訳」にできるというのも、難しさに拍車をかけることになります。
初心者向けの感度の決め方
人それぞれとは言っても、初めてPCでシューター系のゲームをやる人にとってはどうしていいかわからないでしょう。
そのため、とりあえず最初に基準を作って、そこから色々変えていく、という方法をオススメします。
人体のコントロールという意味では、ハイセンシのほうが精密な操作を要求される分難しいです。
ですが、机の物理的スペースは限られていることが多いです。
そのため、最初は振り向き15cm(スペースがない場合は10cm)ぐらいでやってみて、そこから動かしていくと良いかもです。
慣れな部分もあるので、ハイセンシでできる人はそれでもいいのかな~と思います。