「PUBG」とは、正式名称「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」(プレイヤーアンノウンズ バトルグラウンズ)という、バトルロイヤルゲームです。
FPS、TPSモードがあります。
韓国のデベロッパーBlueholeの子会社「PUBG Corporation」が開発しています。
2017年の3月にsteamにてアーリーアクセスが開始され、2017年12月に正式版になりました。
PUBGとはどんなゲームか
最大100人のプレイヤーが、無人島でサバイバルし、最後の1人(もしくは1チーム)になった人が勝者になる、というゲームです。
無人島に飛行機からパラシュートで飛び降りる、という形式でゲームはスタートします。
プレイヤーは武器や防具を何も持っておらず、マップ内にランダムに落ちている武器や防具を拾って装備を集め、敵と戦うことになります。
よくある他のFPSゲームのようにリスポーンはできず、一度やられてしまったらそのマッチでは負けになります。
2位でも100位でも負けという、かなり厳しいゲームでもあります。
モードはソロ・デュオ・スクワッドとあり、デュオやスクワッドではダウンしても味方が起こしてくれれば復活できる、という形式になります。
- 最大100人でプレイし、最後の1人(1チーム)になった人が勝者(ドン勝)となる
- ゲーム開始時に飛行機で数キロ四方の島に運ばれる
- プレイヤー自身のタイミングでパラシュート降下し、戦闘が行われる島に降りる
- 初期戦闘装備はなく、マップ上には武器・弾薬などのアイテム、車両などが配置されており、それを拾って戦闘をする
- 敵プレイヤーを倒すとアイテムボックスが落ち、所持品の回収が可能
- 1ゲームは30分程度。プレイスタイルによっては意外と暇な時間が多い。
- 一定時間ごとに安全地帯(戦闘エリア)が狭まる
- 戦闘エリア外にいる場合、ダメージを受け最終的にプレイヤーは死亡する
- 飛行機のルート・安全地帯はゲームごとに変わる(一定でない)
PUBGがプレイできるデバイス
PC版(正式リリース版)(2017年12月~)
Xbox版(2017年12月~)
iOS/Android版「PUBG MOBILE」(2018年5月~)
PS4版(2018年12月~)
長い期間、PC版とXBOX版のみでしたが、モバイル版がリリースされて一気に人口が増えましたね。
PS4版も2018年に発売され、主要なプラットフォームでプレイできるようになっています。
日本では高性能のPCが家庭にあまり普及していないので、モバイル版でプレイするのが一番楽かなと思います。
PC版のインストールについて
日本の場合、PUBGは2ヶ所のプラットフォームからプレイできます。
steamとDMM Gamesです。
以下、steamへのリンクです。
以下、DMMゲームズへのリンクです。
PUBG公式:プレイヤーアンノウンズ バトルグラウンズ – DMM GAMES
モバイル版
モバイル版はiOS版とandroid版があります。
PS4版
XBOX版
Xbox One 用 PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS
バトル・ロワイアルという小説とPUBG
このゲームを知って真っ先に思い出したのが小説のバトル・ロワイヤルでした。
プレイしてみて、この小説から影響を受けているのかな、という部分を結構感じたんですよね。
ゲーム内にもそれっぽい文言が壁に書かれていたり、禁止エリア、アイテムのランダム性、などから影響を感じます。
そう言えばですが、小説が出た当時、世の中が大騒ぎしていたのを覚えています。
PUBGがある程度日本で受け入れられ、こういうゲームが創作である、ちゃんと認識できる人が増えたのかな~という印象があり、少し感慨深くなりました。
プレイした感想
基本はPC版でプレイしていました。
バトルロイヤルゲームは初めてプレイしたので、最初は非常に難しく感じました。PCでの操作も慣れておらず、その練習をするには向かないゲームでしたね。
リスポーンありのチームデスマッチとは違い、倒されてしまっては終わりなので、かなり緊張した記憶があります。
100時間ぐらいプレイして全然上達しなかったので、別のリスポーンありFPSを50時間ぐらい練習して、再度PUBGに戻ってきて、やっとソロでドン勝を取れた、という非常に苦労した思い出があります。
初めてドン勝をとった時の、最後の1on1はすごく緊張しましたね。勝ったときは月並みな表現ですが、もうなんかものすごく嬉しかったです。
その後フレンドとスクワッドをやるようになり、スクワッドの楽さと楽しさでそこそこプレイしていたのですが、山を貫通して弾を当ててくるチーターにやられるようになってしまい、自然と別のシューターゲームに移行しました。
今でもPJSなどの観戦はしていて、たまにプレイしたくなりますが、達人しかいない環境には怖くて入れないのが現状です。
今後はモバイル版が伸びていきそうな気がしています。
PUBGの特徴や重要な戦略
バトロワゲームという性質上、PUBGには他のシューターゲームとは違う特徴が多くあります。
重要な戦略な操作感、索敵やゲームスピードなどはかなり独特な雰囲気がありますね。
操作感
リアル志向のアルマのMODでもあったという影響からか、PUBGもかなりリアルよりの操作感になります。
超人的スピードで走ったり、空を飛んだり、壁を走ったりはできません。
銃を構える速度、しゃがむ速度、伏せる速度、なども他のFPSゲームに比べると比較的ゆっくりです。そのため、CODなどに慣れている人はもっさりしている感じがするかもです。
また、銃の反動も大きいため、リコイルコントロールが大変です。
この辺りも初心者の方が大変な部分です。
バトロワゲームはやられたら終わりのため、一発も撃たずに終わってしまうこともあります。
撃つ練習は数をこなす必要があるため、シューターゲーム初心者には向かないゲームです。
PC版でプレイする人は、もともとシューターゲームの経験者でなければ、リスポーンありの他のゲームをやってからPUBGをやるほうが良いかと思います。
それでもアーリーアクセスの段階であれだけの人が集まったわけで、PCゲーム初心者も少なからずいたはずでして、非常に影響力の大きいゲームだったんだな、と今更ですが感慨深いです。
- 有名FPSタイトルに比べるとリアル寄り
- 超人的な動き(二段ジャンプ、壁走りなど)はできない
- しゃがみやADSなど、すべての動作がゆっくり目
- 武器の反動は大きめ
武器
基本は現代の実在銃が多いです。
そのため、PUBGが出た時に他の有名FPSゲームでも現代戦がかなり望まれましたが…、ゲーム開発はすぐにはできないので、なかなか出てこなかったですね。
全体的に武器の反動は大きめで、リコイルコントロールが難しいゲームです。ほとんどの武器で、アタッチメントをつけないと銃が暴れます。中距離ではタップ撃ちができないとほぼ当たらないですね。
初期装備という概念はなく、武器も弾薬も全て現地調達なので運の要素もあります。
また、強い人ほど敵の物資をどんどん奪ってさらに強くなる、という初心者の方には厳しい要素が多いゲームです。
武器は各種アタッチメントをつけることによって、命中精度が上がったり、マガジンの弾数が増やせたりします。
様々な武器が発売後も追加されましたが、結局使いやすい強い武器に収束していく形ですね。競技シーンではまた違った形になりますが。
如何にうまくファームして武器を揃えるかが、PUBGの大事な部分の1つになります。
- 現代の実在銃が多い
- 反動は大きめ
- アタッチメントでカスタマイズ可能
- 初期武器などはなく、弾薬含めて全て現地調達
防具
PUBGの防具は相手のダメージを軽減させる効果があります。
胴体のダメージを軽減させるベストと、ヘッドショットのダメージを軽減させるヘルメットです。
体力に追加されるシールドなどのような効果はありません。
レベルが高いものほど相手のダメージ軽減率が高くなります。
防具自体は耐久度があり、ある一定以上のダメージを受けると壊れます。
- 武器のダメージをダメージ軽減する
- PUBGの防具はシールドなどのようなヘルス追加要素はない
- レベルがあり、高いほど軽減率が増加
- ダメージを受けるたびに耐久値が減り、0になると壊れる
回復
ダメージを受けても自動回復はせず、アイテムを使うことによって回復できます。
少量の回復するもの、7割程度の体力が回復するもの、全回復するもの、徐々に回復するもの、といった形になっています。
全回復・徐々に回復するアイテム以外は、体力が全快しないようになっています。
この辺りも戦略的に考えなければいけない部分になります。
- 回復はアイテム使用のみで自動回復はなし
- 出現度の高いアイテムではヘルスは70%までしか回復しない
- 徐々に回復するアイテムを使用することにより、100%回復できる
- 効果が高い回復アイテムほど使用に時間がかかる
安全地帯
安全地帯はマップ上に円で示されます。
安全地帯の外側は、パルスによって毒ダメージを受け、最終的には死亡してしまいます。
バトルロイヤルゲームの特徴の一つとして、安全地帯が縮小していく、というものがあります。
これによって、プレイヤーが動かずに戦闘が起こらずゲームが進まないということがなくなります。
徐々に狭くなる安全地帯に向けてプレイヤーが集まってくることによって、必然的に戦闘がおこる確率が上がります。
通常のFPSゲームだと「固定した有利ポジション」になのですが。バトルロイヤルゲームでは、安全地帯の収縮が「流動的な有利ポジション」を生み出します。
高所から一方的に撃てる場所に陣取っても、次の安全地帯に入らなかったり、次の安全地帯に向かう途中には何も遮蔽物がなかったり、など、で勝敗が大きく変わります。
索敵
このゲームで一番重要なのは索敵です。
圧倒的なエイム力の差がない限り、敵に先に撃たれたら非常に不利です。
PUBGはキルタイムが比較的速いゲームなため、その点でも先に敵を見つけることと、敵に見つけられないことと、敵に見つけられても撃たれづらいようにする、ことが非常に重要になります。
近距離では足音、遠距離では銃声と視覚情報が非常に重要になり、デバイスでもかなり変わるため、PC版が出た当初では有効なPCデバイスも話題になりました。
他のデバイスではまた色々変わるので難しいところですが。
遠くから相手に気づかれずに撃つのが有利なため、サイレンサーや倍率の高いスコープ、スナイパーライフルがかなり有利でした。
また家屋内での待ちなど、いかに敵に気づかれないかが重要でした。
スクワッドなどでは各方面を分担して索敵できたり、敵の動きも複数で動いているため見つけやすく、また違うゲーム性でしたが、ソロでは如何に敵に見つからずに敵を撃つかが重要なゲームです。
PUBGは何て呼ぶのか
自分の周りでは「ピーユービージー」派が多かったですね。
配信などでは「パブジー」という人が多かったです。
海外のストリーマーを見ていると「パブジー」って言ってましたね。
PJSの放送などでも解説や実況の方は「パブジー」が多い気がします。
PUBGが与えた影響、ドン勝という言葉
バトルロイヤルゲームで勝つことを広く「ドン勝」というのはまさにPUBGが発祥です。
英語版で言うところの「WINNER WINNER CHICKEN DINNER!」を日本語にしたものです。
「WINNER WINNER CHICKEN DINNER!」はもともとカジノなどで勝った際の言葉だそうですが、日本語版では「勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!!」にしたことから広まったものです。
ソロで初めてドン勝とった時は嬉しかったですね~。まだスクショ残ってるかな。懐かしいです。
この「ドン勝」という言葉そのまま広がっていき、フォートナイトでは「ビクトリーロイヤル」、エーペックスでは「チャンピオン」など勝った時の言葉は色々と違うのですが、多くの人が他のゲームでも「ドン勝」というぐらい影響力のある言葉になっています。
日本のプロシーン「PUBG JAPAN SERIES(PJS)」
PJSという形で、日本でもプロリーグが開催されています。
PUBG Corp.より正式にPUBGの日本リーグとして認可されていて、2018年2月からテストシーズンが開始、2018年9月から正式リーグとしてスタートしています。
上位チームは世界大会やアジア大会など、国際大会に招待され大きな賞金を懸けて戦うことができます。
以下のYOUTUBEチャンネルで、以前の試合動画を視聴できます。
また、ライブ配信も行われています。