グリッチとは【FPS用語集】

FPSゲーム

グリッチとは

グリッチ(glitch)とは、ゲーム内のバグを利用することです。

バグなのに使うとゲーム内で有利になることが特徴です。

バグなので、開発者が意図した動作ではありません。使用するとゲームのバランスを崩してしまいます。

そのため、グリッチの使用を明確に禁止しているゲームもあり、BAN(アカウント凍結)されることもあります。

元々の英語の意味で、glitchは機械の故障・欠陥などの意味で使われます。

どうもそのあたりから日本でも使われるようになったっぽいですね。

バグを使った裏技

バグを使った裏技、というのはビデオゲームではよくある話でした。

ドラゴンクエスト3では、ランシールという場所で一人で受ける試練みたいなものがあるのですが、ここでダンジョンに入らず1人で出ていくことで、アイテムを増殖させたりといったバグを引き起こすことができました。

セーブデータが壊れる可能性もありましたが。

オンラインのゲームでも、開発者が意図しない形で有利になるバグが存在します。

1人でプレイするゲームならばバグ技は自己責任でしたが、オンラインの対戦ゲームではゲームバランスを崩してしまうため、問題になります。

そのため、オンラインの対戦ゲームでは、基本的にバグ技の使用は禁止されています。ただ、ゲームによってはグリッチが公認されることもあるので、ゲーム次第なところもあります。

わかりやすいグリッチの例

例えば普通に移動したら入れない場所に、特定の手順を踏むと入れてしまう、とかです。

その場所に入ると、自分は敵を撃てるのに相手の弾は一切届かない、となると、そのグリッチを使用した相手には絶対に勝てなくなってしまいます。そうなるとゲームとしては成立しなくなります。

マップを開発する際にはある程度有利不利を調整して不公平にならないように作るわけです。それが難しいので良いマップと悪いマップがあるのですが、一応そこには意図があるわけです。

その意図から外れた想定外の場所に入れてしまい、その場所が非常に有利な場所だった場合、開発の調整が無意味になってしまいます。

そういったバグを利用していると、ゲームによってはBANされます。

あからさまなもの程BANされやすいです。

チートとの違い

チートはツールを使ったり、バイナリを自分でいじったりなどして、ゲームのコードを直接書き換えたりします。

グリッチがチートと大きく違うのは、ゲームに外部から修正を加えているのではなく、あくまでゲーム内の挙動であるということです。

そのため、手順を踏んだり、操作ができれば、誰でも再現できます。

そのため、ゲーム内でグリッチを使用しているプレイヤーは結構います。

その度にSNSで議論されますし、問題になったりします。

チートとはまた違った問題の1つですね。

まとめ

結局のところ、バグなので開発者が意図しない動作をするわけですが、それがゲーム内で有利に働いてしまうとゲームのバランスという意味では困ったことになります。

開発側の意図したとおりの動作ならば単なる「テクニック」なのですが、この辺りは難しいところです。

目ざといプレイヤーは特にそういったものを見つけやすく、ストリーミングなどで爆発的に広がることがあります。

エーペックスレジェンズのバニーホップなどがわかりやすいですね。バニーホップは明確に禁止されたということはなかったですが、結局はバニーホップしながらの回復などは修正されていました。

ただ、別のゲームではバニーホップは必須のテクニックとして残っていたりします。ゲーム次第なので難しいところです。

開発が意図しないものは遅かれ早かれ修正されます。

そのため、オンラインの対戦ゲームでは使わないほうが良いものになります。

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