バスターとは
バスターとは、あらかじめバントの構えをしておいて、ピッチャーの投球動作時にバットを引いて振って打つことです。
英語ではslash buntと表記します。
バスターをする理由はいくつかありますが、守備側にバントを警戒させて守備陣形を崩すという方法があります。
例えば送りバントなどをする時に、守備側がバントシフトを取る時があります。バントシフトは、ファーストやサードがバント処理を素早く行うために定位置よりも前に出ます。さらに、投球動作と共にダッシュして前に出たりします。
このバントシフトを逆手に取り、ヒッティングに切り替えて守備の隙を狙うためにバスターをします。
また、スリーバントの時に、スリーバントの振りをして実はバスターなどは、たまーに見ます。
他にも、バントの構えから一度引くため、投球に合わせるためにテイクバックが小さくなり、コンパクトなスイングになり、ファウルを狙うカット打法がやりやすくなるなどがあります(あまりに露骨だとスリーバント失敗として取られたりします。2013年の甲子園であからさまなカット打法が話題になりました)。
なんだかんだで野球中継を見ているとたまに見るプレイです。