申告敬遠とは
敬遠はわざと四球を出すことで故意四球なんて呼ばれますが、以前は4球きちんとボール球を投げていました。
MLBでは2017年に、日本では2018年にルールが改正され、守備側の監督が故意四球の意思を球審に伝えると、、投手が投球を行うことなく四球を与えることができるようになりました。
それを申告敬遠といいます。
理由としては、メジャーでは試合時間の短縮を目的としているようです。
敬遠の理由は、その日活躍している打者や、強打者との勝負を避けて、打ち取れる確率が高そうなバッターとの勝負を選択したり、満塁にして全ての塁でホースアウトを狙ったり、です。
そのため、2021シーズンにてホームランを量産している大谷翔平選手は、よく申告敬遠で歩かされています。
実際に投げないのでピッチャー的にも楽でしょうし、時間短縮にもなりますが、昔、元阪神の新庄選手が、敬遠のボール球を無理やり打ってサヨナラ勝ちしたことがありましたが、そういうドラマは生まれないルールになりました。
とは言っても、この敬遠球を打たれてしまうというのは事故なわけで、こういったものが無くなるのは守備側のメリットですし、誤ってストライクゾーンに投げてしまうということもなく、作戦を遂行しやすくなるというのはメリットです。