ゲーム差とは
野球の順位は勝率で決まりますが、勝率の差ではどれぐらいの差があるのか直感的にわかりづらいです。そのため勝率による差をわかりやすく表現するための指標がゲーム差です。
Aチームが10勝10敗なら勝率.500です。Bチームが12勝8敗ならば、勝率は.667です。.167差があるわけですが、これだけだとよくわかりません。
この差をゲーム差で表すと「2」になります。
Aチームが1勝すると、11勝10敗です。Bチームが1敗すると12勝9敗です。
この差をゲーム差で表すと「1」になります。
計算としては、上位と下位のチームの勝ちと負けの差を足して2で割った数字です。
(12-09) + (11-10) = 3 – 1 = 2 で、これを2で割って1ゲーム差です。
ゲーム差は、下位のチームが一つ勝って、上位チームが1つ負けると「1」詰まります。
下位のチームが勝って、上位チームに試合がナイト、「0.5」詰まります。
両方勝つ、両方負けると、ゲーム差に変動がありません。
とりあえず、ゲーム差2というのは、下位チームが2回勝って、上位チームが2回負ければ勝率で同じになるのね、ぐらいのことだと思えば良いです。
勝率が.167差よりも全然わかりやすいですよね。
残り試合数にもよりますが、ゲーム差が2とか3とかだったら、まだまだ全然差がないということになります。
逆に10ゲーム差とかになると、下位チームが10連勝して、上位チームが10連敗しないと追いつかないわけで、非常に大きな差になっているというのがわかります。
ゲーム差は、各チームの差を、何回勝って何回負けると追いつけるのかというのを表す指標になります。