ギターとは【ギター用語集】

ギター音楽

ギターとは

ギターとは、弦楽器の一種です。

フレットのついた指板があり、弦は基本は6本で、指やピックで弦をはじいて音を出します。

ロックやポピュラーミュージックなどでなじみ深いですが、ジャズやクラシック、フラメンコなどなど、多種多様なジャンルで使われる楽器です。

英語では「guitar」で、ギターを弾く人のことをギタリスト「guitarist」と言います。

おそらくスペイン起源の楽器で、Guitarra latinaと呼ばれるヨーロッパ中世の楽器から、16世紀初期に派生したものという説があります。

現代のギター

現代のギターの基本形は以下です。

  • フレットの突いた指板
  • 6本の弦(稀に7弦、12弦など)
  • 曲線的なボディ
  • ボディ側で弦を固定するブリッジ
  • ネック側の弦を支えるナット
  • ヘッドにはペグがあり、巻き具合で音の高さを調整する
  • 6本の弦は一番上が太く、順に細くなる。
  • 太い弦は音が低く、細い弦は音が高い
  • 弦をはじくと振動し、それがボディを振動させ音を出す

基本は弦を振動させることで音を出します。

その振動がボディに伝わり、アコースティックギターの場合は空洞のボディが振動することで音が増幅されて音が出ます。

音質は弦の材質によって大きく変わります。

クラシックギターではナイロンの弦が使われます。アコースティックギターやエレキギターではスティール弦です。

金属のほうがとがった音が鳴ります。日本語の擬音でギターの和音を表現すると、ジャカジャカとかシャカシャカとか表現されることが多いです。

ナイロン弦はポロンポロンといった感じの音が鳴ります。柔らかい音です。

ギターの種類

ギターには大きくわけて「アコースティックギター」と「エレキギター」があります。ナイロン弦のギターを個別に「クラシックギター」と呼びますが、こちらはアコースティックギターの一種です。

アコースティックギターは弦の振動をボディでのみ増幅させるギターです。

エレキギターは、元の振動をピックアップで電気信号に変え、アンプで増幅してスピーカーから音を出す、機械的な楽器です。

どちらのギターもポピュラーミュージックにおいてお馴染みの楽器です。

アコースティックギター

電気信号による増幅をしないギター全般をアコースティックギターと呼びます。

クラシックギターなどもアコースティックギターではあるのですが、クラシックギターのエレキ、というのはあまり聞いたことがないので、わざわざクラシックギターをアコースティックギターと呼ぶのもあまり聞いたことがありません。区別する必要がないのかと。

スティール弦のいわゆるアコースティックギターは、フォークギターとも呼ばれます。

ボディの大きさによって音色も微妙に異なります。

エレキギターに比べるとネックが太く、弦高も高く、ハイポジションが弾きづらいものが多いです。

ギターさえあればどこでもちゃんとした音が出ます。

エレキギター

音を電気信号に変換し、アンプで増幅させてスピーカーから音を出すギターです。エレクトリック・ギターとも言います。

非常に大きな音か出せることと、電気信号にして、その電気信号にエフェクターで様々な変換をかけることで、多種多様な音を出すことができます。

アコースティックギターに比べるとネックが細く、弦高も調整しやすく、ハイポジションも弾きやすい形のものが多いです。

ただ、アンプとスピーカーと、電源がないと、本来の音は出ません。

ギターのチューニング

ギターのチューニングの基本は6弦から1弦へ「E-A-D-G-B-E」に設定するのが基本です。

昔は電気的なチューナーなどはなかったので、音叉などで5弦のAを合わせて、それを基準に他の弦の音を合わせるというチューニング方法が多かったです。

最近ではスマートフォンにもチューナーアプリなどが出で、非常に簡単にチューニングできるようになりました。

また、エフェクターの一部としてのチューナーも出ているので、エレキギターの場合はエフェクターの構成の中にチューナーを入れておくこともあります。

ギターの奏法

利き手が右の場合は、左手で指板を抑え、ボディを体の前に構えて、右手で弦を弾きます。

一応左利き用のギターもあります。某漫画のベーシストが左利きで、左利き用のフェアーに目を輝かせるなんて演出がありましたが、左利き用は数が少なく、店頭にもあまり並んでいないです。ジミヘンドリクスは右利き用のストラトに逆に弦を張って、右手で指板を抑えるスタイルが有名でした。

弦のはじき方は大きく分けると2つで、指を使うかピックを使うかです。

指で鳴らす場合は親指だけな三本指のスリーフィンガーなど、様々な奏法があります。また、親指など単体の指につけるピックもあります。

指で弾く方が弦をはじく力が弱くなり、柔らかい音が出やすいです。

ピックで弾く場合は、どちらかというと弦を強くはじけるので、音が強くなりやすいです。

指でもピックでも、弦を個別に、単音を出す場合と、腕を大きく振りながらストロークして和音を鳴らす奏法があります。

基本はストロークか単音か、各音を単音で連続で鳴らすアルペジオという奏法ですが、他にも様々な奏法があり、それがギターで奏でられる音楽の1つの特長にもなります。

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