アームとは【ギター用語集】

ギター音楽

アームとは

アームとは、ストラトキャスターなどの一部のギターについている、ビブラート・ユニットを操作するためのL字型のバーのことです。

フェンダーのストラトキャスターについているシンクロナイズド・トレモロ・ユニットが有名なので、トレモロアームとも呼ばれます。英語ではそのまま「Tremolo Arm」とか「Whammy Bar」とか言ったりします。

アームをボディ側に押したり、反対側に引っ張ったりをすることで、ブリッジの位置を微妙に変えることで、音程を変化させてビブラートさせます。

ビブラートとは音程を連続的に上下させることです。残響音のように音が揺れる感じです。

ギターの場合、弦を抑えている左手で、弦を上下させることで、ビブラートさせることができますが、それを機構でやってしまっているのが、ストラトキャスターなどについているトレモロ・ユニットで、操作するのに使うのがアームです。

アームはブリッジ部分に差し込む穴があります。

あまりに激しく使うとチューニングが狂うものもあります。

そのため、様々な改良がくわえられ、ロック式ペグやローラー式ナットなどが開発されて、アームを使ってもチューニングが狂いづらいものもあります。

ただ、ギターによってはすぐにチューニングが狂います。ジャズマスターとか、ジャガーとか。個体差もありますけど。

アームの使い方

ボディ側にアームを押し込むことをアーム・ダウンと言います。

アームダウンすると弦の張りが緩みます。それが理由で、音程が下がります。

ボディ側と反対側にアームを引っ張ることをアーム・アップといいます。

アームアップすると、弦の張りが強くなります。そのため、音程が上がります。

これを連続で繰り返すとビブラートします。

別にビブラートだけに使う必要はなく、一定時間アームダウンかアームアップし続ける、なんて感じに使うこともあります。

画期的な使い方をしたのはジミ・ヘンドリックスですが、それのおかげで流行り、現代ではロックではある意味定番な機構になりました。

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