ローズウッドとは【ギター用語集】

ギター音楽

ローズウッドとは

ローズ・ウッドとは、楽器で良く使われる木材の一種です。茶色、赤茶色なのが特徴です。

エレキギターだと指板によく使われます。

アコースティックギターではボディにも良く使われます。

フェンダーのメインラインナップであるストラトキャスターやテレキャスターは、ローズウッド指板とメイプル指板が用意されているものが多いです。

ローズウッドのほうが少し柔らかい感じの音が出る傾向にあります。

メイプル指板は自分のピッキングのアタック感がそのまま出るので、上手い人は良いのですが、そうでない人にとっては少し難しさを感じることもあり、ローズウッド指板を好む人もたくさんいます。

ローズウッド自体にも様々な種類があり、有名なのがブラジリアン・ローズウッドでしょうか。「ハカランダ」という言葉が有名でしょうか。様々な要因があり、絶滅危惧種でもあります。

ローズウッドとワシントン条約

ワシントン条約という絶滅危惧を保護する条約があります。

ローズウッドは実はこのワシントン条約の対象になっています。

2017年に、ローズウッド全般にワシントン条約で輸出入の規制がかかり、ローズウッドを使用した楽器や家具の入手は非常に困難になりました。

ただ、2019年にブラジリアン・ローズウッド以外は規制が緩和され、楽器など流通するようになっています。

ギターのパーツの大半は木材なので、近年では環境問題と切り離せなくなってきました。

各メーカーは環境に優しい代替材を模索しています。

フェンダーはローズウッドの代替えとして、パーフェローという木材で指板を作っています。

また、ギブソンはリッチライトという人工木材を指板に使用するなど、様々な試みをしています。

ローズウッド以外にも、エボニー材やアッシュ材が枯渇気味で、フェンダーのアッシュ材のストラトやテレキャスは生産が終了していたりと、過去と同じ材のギターは今後手に入らなくなるのかもしれません。

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