セーハとは
セーハとは、弦を抑える時に、人差し指一本で同一フレット上の弦を一気に抑えることです。バレーとも呼ばれます。
有名で、かつ、初心者に対して最初の難関になるのが「Fコード」です。Fみたいなコードをバレーコードと呼んだりします。
FはオープンコードのEをそのまま右側に1つずらすだけなのですが、その時に6弦と2弦と1弦を追加で抑えるために、人差し指で6弦から1弦までを抑えてしまいます。
セーハ「ceja」はスペイン語から来ています。英語だとバレー「barre」になります。
初心者の場合、これが上手くいかずに辞めてしまうことが多いです。
教則本で出てくるタブで最初に躓きます。
ちょっとしたコツをつかむといつの間にかできるようになるので、あきらめずに練習するのが大事です。
セーハのコツ
コツとしては、抑えはじめに指の腹ではなく側面あたりから抑える感じにすると上手くいきます。あとは裏側の親指の場所と力の入れ方が重要です。自分が人差し指に力を入れやすい親指の場所を探すと良いです。
また、Fの場合は6弦と2弦と1弦さえ抑えられればいいわけで、Eの形をしている5、4、3弦部分にあたる部分は人差し指はちゃんと抑えられていなくても問題ないわけです。そのため、指の先のほうと、指の付け根のほうに力が入るように意識をします。
さらに、当たり前ですがギターは抑えるだけでは音がでないわけで、コードチェンジの際にストローク部分を調整することで、自分が音を出しづらい側を一瞬避けるなんてことも可能です。
要はスムーズにコードチェンジをして、音がビビらなければいいだけなのです。瞬間的に1、2弦を抑えるほうが苦手ならば、Fに切り替える最初のストロークは下側の弦を弾かないようにしたり、逆の場合は6弦を弾かないようにしたりすれば良いです。
そんなごまかしをしている間に、いつの間にかちゃんと音が出せるようになっているのがセーハです。