おま国とは
ゲームにおける「おま国」とは、「お前の国」を略したスラングで、海外では販売されるが自国では販売されないなど、「お前の国では売ってやらんよ」という意味合いを批判的(たまに自虐的に)に表現した言葉です。
例えば、とあるゲームはパッケージでは買えるけど、steamでは日本でだけ買えない、などの時に使われます。
販売だけでなく、日本語版だけsteamで買えない、規制の関係で修正版しか買えない、など条件付きの場合とか、自分の国だけ値段が高い、なんてとき使われます。
日本以外でも、規制が強い国ではおま国状態に陥ることもあります。
各企業の戦略
企業の契約関係はなんだかんだで複雑です。ゲームについてもそれは変わらず、生産・物流・小売、と様々な企業が関わっています。
かつ、当然ですが企業は営利目的の団体なので、儲ける必要が出てきます。
それらが重なりあうと、ユーザーにとっては選択肢が少なくなり微妙に不利益を被るといったものが出てきます。
時代が変わり、ゲームのダウンロード販売が当たり前になったことで、既存の企業利益確保の手法とユーザーの利益がぶつかり、それが故に生まれた問題の1つが、「おま国」である、とも言えるかもです。
国内小売店との契約など、様々な要素で販売したくてもできない、なんてこともあります。もちろん、利益囲い込みを考えてのこと、かもしれませんし、顧客対応コストを取りたくない、ということも考えられますし、他にも理由があるかもです。
要望を受けて改善する企業もありますが、大人の事情なのでまあ仕方ないね…、というものが多いのは仕方のないことかと思います。