MMO(エムエムオー)RPGとは
MMORPGとは、ネットワーク通信を介してみんなで遊ぶRPGです。
Massively Multiplayer Online Role-Playing Game(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム)の頭文字をとって、MMORPGです。
大規模に多人数が参加する、オンライン上の、ロールプレイングゲームです。
Massivelyとは大規模という意味で、多いものでは数百人から数千人が同時に参加できるオンラインゲームです。
オフラインのゲームの場合、敵も味方も自分以外はみんな自動のプログラムですが、MMORPGの場合は、NPCだけが存在するわけではなく、多くの人間がプレイするプレイヤーが敵になったり味方になったりします。
ネットを通して、プレイヤー同士が協力したり敵対したりして、みんなで遊ぶゲームのことです。
日本だとMMOというと一般的にはゲームを指す
日本では、大規模にオンライン上で参加するシステムについて、ネットゲームのRPGが有名になったため、ただMMOというと、このMMORPGを指すことが多いです。
元々はアメリカから出てきたMMORPGですが、日本でもたくさんのサービスが存在します。
ファイナルファンタジーやドラゴンクエストでも、MMORPGがリリースされたことで、知名度という意味では格段に上がったような気がします。
それまでも海外・日本産問わず、MMORPGは人気がありましたが、この2つがリリースされてから、一般の人にも言葉として認知されやすくなった印象です。
ゲームの特長
時間の概念
オフラインのRPGは、中断したらそこから再度始められます。その場合、ゲーム内の世界は「止まって」います。また、自分がやられてしまった場合、中断した場所から再開できます。
MMORPGの場合、自分がゲームをやっていない時間も、ゲーム内の時間は「動いて」います。やられたらやられたという結果はそのまま残ります。何がしかのアイテムやペナルティを払うことで再度復活するという形です。
社会の縮図
多くの生きている人間が参加するので、そこには社会が存在します。
それに伴って人間の集まりができ、大きなものの場合は組織ができ上がります。
そこにはもちろん、人間関係が存在するわけです。
テキストチャットというコミュニケーション手段があり、チャットを介した人間関係が構築されるのが大きな特徴の一つです。
社会が存在するため、経済も存在します。
ゲーム内の通貨でアイテムなどが取引されるため、経済活動が生まれるのも当然といえば当然です。
さらに、アイテムなどを「生産」することができるため、素材調達、生産から流通(物流的な概念ではないですが)、販売まで様々なものの流れが生まれます。
ただ、ゲーム内には統制機関がない(ある意味運営会社がそれではあるのですが)ため、酷いことになることも多く、ゲームの範囲内で手に入れるのが困難なものなども出てきて、RMTによる取引などが生まれやすい土壌でもあります。
月額課金
ソフトウェアを買うというゲームの形態ではなくなったのも大きな特徴の一つです。
よく見られたのが、そのゲームに参加するために月額で料金を支払うという形です。
オンラインゲームなので、サーバーの維持などが必要になるため、ソフトウェアを売るというよりは参加料金を取るという形になりました。
また、ゲーム内のアイテムを有料ガチャで販売するという手法を取り、収益を上げるという手法もとられました。
以前のガチャは確率などが酷かったですが、様々な法的な規制もあり、おとなしい感じになりつつあります。
月額課金についても取りやめて、参加自体は無料になり、アイテム課金のみで収益を上げるという運営に変化している部分もあります。