バニーホップとは
FPSでのバニーホップとは、通常の操作よりも移動速度を向上させるために使用されるテクニックです。基本はジャンプしながらの移動になります。
連続でジャンプしても減速せずに、むしろ普通に走るより速い、みたいな移動方法です。だいたいぴょんぴょんしてます。
もともとQuakeというゲームのゲームエンジンで使えるテクニックです。これは意図した動作ではなく、どうもバグだったようです。
その後、Valve(steamとかCSGOを開発してる会社)がQuake engineを改良して作ったゲームエンジンのGoldSrcでゲームを作ったため、そのタイトルでも使えるテクニックとなったようです。
Youtubeとかで検索すると、古いバニーホップの動画とかが上がっています。
最近では、ゲームやゲームエンジンに関係なく、意図しないジャンプ高速移動テクニックをバニーホップと呼ぶことが増えているような気がします。
バニーホップとストレイフという方向転換技とを組み合わせた高速移動テクニックなんて感じで紹介しているところもあります。ただ、2つを合わせた動作をバニーホップと呼んでいる例もあり、言葉が広まったことによって使われ方が曖昧になっている印象があります。
明確な定義は無さそうです。
また、ジャンル違いでもバニーホップと呼ばれているテクニックがあったり、ゲーム以外でも使われる言葉なため、意味合いがふんわりしてきている感じです。
基本、バグ技なので、発見されても修正されたり、大会では禁止とかの場合もあるのですが、そのまま残っているゲームもあるようです。
CS:GOの動画とか見ると、みんなぴょんぴょんしてますね。
タイタンフォール2ではスライドホップとも呼ばれていて、ウォールラン・ウォールジャンプと合わせて移動すると、ただ走るだけでは考えられないスピードでマップ中を移動できるようになります。
ゲームごとに結構違うのですが、新しいゲームでこの言葉が出てきた場合は、なんかぴょんぴょんしながら高速移動するテクニックが発見されたのね…、ぐらいに捉えるとわかりやすいかもです。
バニーホップの利点と欠点
基本的には「移動が速くなる」ため、ゲーム開始直後の有利位置の確保や、敵よりも先に射線が通る場所に入れるなど、様々な利点があります。
ゲームによっては、通常はスビートが落ちてしまう動作を高速移動しながら行えるため逃げやすくなったり、ジャンプしたら着地後は普通はスピードが落ちるわけですが、バニーホップを使えばスピードを落とさず移動できたりと、様々な用途で有利に使えるテクニックになります。
ただ、動作を制御するためには大体が、タイミングよくジャンプと方向キーを押す、とか、ジャンプとスライディングを交互に押す、とか、スライディングしつつ進行方向のキーだけ押す、とか、シビアなキー入力が求められることが多いので、マスターするための練習時間というコストが結構高めです。
さらに、バグを利用した開発者側の意図しない動作であることも多いため、流行ってしまうと修正対象になったりします。せっかく時間を使って覚えても、使えなくなるというリスクがあります。