規定打席とは
プロ野球やMLBで、リーグの打撃ランキングの対象となるために必要な最低打席の数になります。規定打席が必要なランキングは「首位打者」と「最高出塁率」です。
シーズン中の所属チームの試合総数の3.1倍以上が規定打席数になります。
日本のプロ野球では、2001年に年間の試合数が140試合になってから、2020年の短縮シーズン以外では全て140試合を超えています。
2021年は143試合の予定で、打席数443が規定打席になります。
野手がフル出場すると、大体3~5打席になります。そのため、全試合フル出場しなくても、規定打席には到達します。
例えば首位打者ですが、130試合に出て500打席だった人と、10試合に出て40打席だった人を同列に扱うのは不公平です。
こういった「率」で決めるランキングは、ある程度の試行回数があって初めてランキング対象になるという風にするために、規定打席という取り決めをしているということです。
打席数と打数の違い
打席数と打数は違います。打席数は、バッティングの結果がどんなものであれカウントされます。
打数は打席数から四死球、犠打、犠飛、打撃妨害、走塁妨害を覗いたものになります。
規定打席については、打席数でカウントされることになります。
規定打席数が条件の首位打者は打率トップということですが、打率は「安打数 ÷ 打数」で出る率になります。
規定打席は打席数の規定ですが、打率は打数で計算するというので、ちょっと混乱しやすい数値でもあります。