テンションとは
テンションとは張力(引っ張りあう力)のことで、弦を張った時に緩いかきついかのことを言います。
これはギターのスケール(サドルからナットまでの長さ)に関わってきます。
スケールの長さが長いほうが張力が強くなります。テンションが強いという状態です。
テンションが強くなるとどうなるかというと、弦がきつく感じます。そのため、チョーキングしたりが大変ですし、指で押さえる力も必要になります。
逆にテンションが弱いと、だるんだるんになってしまうので、振動のせいでフレットや指板に触れてしまい、ちゃんとした音が出なくなります。
ギターは普通はちゃんと設計されていて、調整もされているので、弾けないほど固かったり緩かったりなんてことはありません。
ただ、ギターによってスケールが違うので、テンションの違いは感じられます。また使う弦の太さで微妙に変わったりもします。
スケールでどれぐらい違うのか
フェンダーUSAのジャズマスターとジャガーというギターがあります。
この2つのスケールは4cmぐらい違いまして、ジャズマスターのほうが長いです。
で、ジャズマスターのほうは半音下げチューニングをしても、テンションで気になる部分は少ないのですが、ジャガーだと結構緩くて、音の感じなどもギリギリのテンションになります。
特にジャガーでは1音下げとかではちょっと厳しいな~ぐらいにはテンションが変わります。ゆるっゆるになってしまうのです。
ただ、普通のチューニング時にはジャガーはテンションの関係もあって結構弾きやすいです。
ムスタングとかもショートスケールですが、あんまり体の大きくない人にとっては選びやすいギターかもです。
ただ、非常に癖が強いギターでもあるので、ショートスケールだけでジャガーを選ぶと結構厳しいかもです。