FPSでは音が非常に重要になります。
目で見える情報も重要ですが、次に重要なのが音です。
視覚情報は通常の自分の視点と、敵の位置が表示されることのあるミニマップなどがあります。
それ以外の情報は「音」からとるしかありません。
FPSゲームで重要な音
銃声など戦闘音、足音がまず基本になります。
それ以外でも、武器の持ち替え音、リロード音、段差をパルクールなどで登る音、ADS時に出る音、車両の音…などなど、ゲームによって様々なですが色々な音があります。
これらを正確な方向と共に聞けることが、対人戦のシューターゲームでは非常に重要になります。
サウンドデバイスの性能にもよりますが、数十メートル先の足音は十分聞こえます。
また、銃声の位置把握も重要です。
銃声が鳴っている方向には人がいる、というのは確定ですから、正確な情報を都度更新できる「音」は有利不利を大きく左右します。
以前、PUBGをやっている時に、後ろからこっそりつけてきた人を返り討ちにしたことがあるのですが、それは完全に「音」でした。
後ろをとられている次点でクリアリングが甘いということで、あまり良いことではないのですが、前にいる敵を見ている時に足音がして反応できたのは完全に音のおかげです。
相手の後ろを完全にとったのに、一瞬で振り向かれて倒される、ということはFPSゲーム経験者にはよくあることかと思いますが、チーターでない限りはだいたい音で判別されています。
CODなどでは足音を消すパークなどがあるので、一概には言えないのですが、だいたいのFPSゲームでは重要な要素です。
音が聞こえることの優位性
音が聞こえるということは、自分が非常に有利になる、ということと同義でもあります。
どこに敵がいるのか、移動しているのならば近づいているのか遠ざかっているのか。
近くにいるのかいないのか。
複数人なのか、一人なのか、回復しているのか、リロードしているのか、などです。
こういった情報はあるとないとでは全然違います。
相手が回復しているのがわかれば、こちらは大チャンスですよね。そのタイミングで距離を詰めて先に撃てれば、相手はすぐには撃ち返せません。
目視している段階ではすでに戦闘が始まっていたり相手もすでに気づいていたりします。
敵よりも先に音で情報を得ていることで、先手を取りやすくなります。
音が聞こえる、ということはそれだけで索敵という面で有利になるのです。
自分が出す「音」にも気を付ける
音は聞くだけでなく、自分が出す音にも気を付ける必要があります。
自分が得ることのできる音の情報は、自分が出した場合敵も取得できるわけです。
自分にとって有利な部分が逆に不利になって跳ね返ってきます。
敵が近くにいるのがわかっているのに無駄な音を出すことは自殺行為です。
音を聞くことも重要ですが、自分が出す「音」に敏感になるのもFPSでは重要になります。
必要なデバイス
最低限ですがヘッドセットかイヤホンは使用したほうが良いです。
スピーカーの場合、それだけでかなりのハンディキャップを背負っていることになります。
もう少し自分の環境を良くするためには、サウンドカードや外付けのサウンドデバイスを使用する形になります。
7.1サラウンドを使用するかどうかは好みになります。
ゲーミングデバイス、として販売されているものでも良いですし、音楽用のものでも良いものがあります。
この辺りは好みの問題が非常に大きく、世の中で評価が良いからといって自分に合うとは限らないので注意が必要です。
音の判別方法
最低限の機材をそろえたら、後はそのゲームをプレイすることが音の判別の一番良い方法になります。
その際に、ぼんやりプレイするのではなく、「音」に集中してプレイすることが重要です。
一時的にプレイの精度は落ちるかもしれませんが、その辺りは音を勉強する機会だと思うと良いかもです。
この場所にいるときに、敵がここにいる場合はこんな音でこんな音量でなるのか、とか、走っているとこんなに大きな音がするのか、とかをきちんと覚えておくことが重要になります。
音はゲームによってかなり違います。
意図的な偶然かはわかりませんが、似たような環境音が聞こえてくることもあり、それらの判別は本気で取り組んだ時に得られる経験が一番です。
銃声も武器によって違いますし、音で得られる情報は非常に多いので、覚える機会を作ることも重要になります。