なぜか変換できない
読み方を間違えた言葉に対して使うネットスラング。例:ふいんき(←なぜか変換できない)
ネットでは「読み方を間違えた漢字」をスラングとして扱うということが多かった。
良く使われていたのが概出(がいしゅつ)⇒既出(きしゅつ)の間違いで、そのまま概出がスラングとして定着した。
他によくあったのが、雰囲気(ふんいき)⇒ふいんき(←なぜか変換できない)や巣窟(そうくつ)を「すくつ(←なぜか変換できない)」など。
これらはたいてい元ネタ(本気で間違えた書き込みなど)を揶揄するような形で広まり、使われるようになった。元ネタは間違いの読み方と、「なぜか変換できない」までがセットだったので、この形で流行した。「ネタ」であって、間違っていることをわかっていて使っているネットスラングである。
SNSで使うとネタにマジレス状態になるが、これらは古い言葉ですでに死語であることと、一般に広がった言葉ではないため、そうなるのは当然である。
使う人も結構な歳の人が多い(50代とか)が、同じ年代の人でも古くからのネットユーザーでなければ知らないため、おっさんとおばさんがツイッター上でコントのようなやり取りをしていたりする。
現代の40代、50代でも、早くからスマホを使っていたりPCでネットを使っていて詳しい人から、スマートフォンが普及した2010年代中盤以降にスマートフォンを購入したことでネットを使う用になったという人まで様々なため、同年代だからといっても知らない可能性が高い言葉。使う場面に注意が必要。