ナレ死とは
創作物で、ナレーションでのみ登場人物の死が語られること。
2016年の真田丸でのナレーションで話題になった。真田丸以降の大河ドラマでもたまに使われている。
戦国物の大河ドラマでは、本能寺の変での織田信長や明智光秀などは討ち取られるシーンが描かれることが多い。歴史的な大事件でもあり、ドラマとしても盛り上げるためにも便利なイベントとして使われることが多かった。
ただ、真田丸では、主人公と本筋で関わらないシーンは省略されることが多かった。そのため、誰もが知っている劇的な場面が、簡素なナレーションだけで済まされることが多く、インパクトが強かったため、ナレ死という言葉と共に話題になった。
戦国物の大河ドラマはあれやこれやと題材を変えて何度も作られており、マイナーな武将を主人公にして1年持たせようとすると、大きな歴史的事件を扱う必要が出てくるため、なんとか主人公を絡めるなど、苦し紛れな演出も多かった。真田丸では思い切りよくバッサリと演出を切り、かつ、その数が多かっため、そのインパクトが強かった。