チューニングとは、開放弦の音の高さを調整することです。
音を合わせる、なんて言います。
何十年も前は、電子機器のチューナーを手に入れるのは大変だったので、音叉などを使って5弦開放弦をAに合わせて、それを基準にハーモニクスで合わせるなんてことをしました。なので、初心者の最初の難関はチューニングでした。
最近ではヘッド部分につけられる小さなクリップ式のチューナーから、スマートファンのアプリ、エレキギターならばペダル式のものまで、多種多様なチューナーがあり、敷居が非常に低くなっています。
チューナーのおかけで、半音下げチューニングなどもやりやすくなりました。
ギターの場合は、ペグを回して引っ張ると音が高くなり、緩めると音が低くなります。
練習前には必ずチューニングを合わせましょう。
無理な弾き方をした場合はチューニングがくるうので、初心者のうちは都度確認するのが良いです。慣れてくると、ちょっと引くだけでチューニングがあっていないのがわかるようになります。
ギターのチューニングの種類
開放弦を弾くとそのままEメジャーやGメジャーになるものや、半音下げるもの、6弦だけ変更するものなど、様々なものがあります。
レギュラーチューニング
一般的な、スタンダードなチューニングです。
「E-A-D-G-B-E」になります。
「E♭-A♭-D♭-G♭-B♭-E♭」にすると半音下げチューニングになります。
- 6弦:E
- 5弦:A
- 4弦:D
- 3弦:G
- 2弦:B
- 1弦:E
オープンDチューニング
開放弦を弾くとそのままDメジャーになります。
「D-A-D-F#-A-D」になります。
- 6弦:D
- 5弦:A
- 4弦:D
- 3弦:F#
- 2弦:A
- 1弦:D
オープンEチューニング
開放弦を弾くとそのままEメジャーになります。
「E-B-E-G#-B-E」です。
- 6弦:E
- 5弦:B
- 4弦:E
- 3弦:G#
- 2弦:B
- 1弦:E
オープンGチューニング
開放弦を弾くとGメジャーになります。
「D-G-D-G-B-D」です。
- 6弦:D
- 5弦:G
- 4弦:D
- 3弦:G
- 2弦:B
- 1弦:D
ドロップDチューニング
6弦をEからDにしたチューニングです。クラシックギターで多く使われます。
パワーコードが指一本で抑えられるようになるため、ハードロックでも良く使われます。
「D-A-D-G-B-E」です。
- 6弦:D
- 5弦:A
- 4弦:D
- 3弦:G
- 2弦:B
- 1弦:E
オクターブチューニング
開放弦の時はチューニングがあっているのに、弦を抑えるとチューニングがあってない、なんてことがあります。
それはオクターブチューニングがくるっていることが原因の時があります。
オクターブチューニングとは、開放弦の音高と12フレット目(オクターブ上)の音を合わせることです。
エレキギターでは、ブリッジサドルの位置で調整します。
サドルをネック側に近づけると音が高くなり、ネックから話すと低くなります。