ポジションマークとは
ポジション・マークとは、フレット数を視認しやすくするために指板につけられたマークのことです。
フレットの位置がわかりやすくなります。
メーカーやギターの機種によって微妙に違ったりしますが、一般的に3,5,7,9,12,15,17,19,21フレットにつけられます。
12フレットは目立ちやすくなっている(点2つとか)ことが多いです。
12フレットは弦の長さの半分の場所になります。これは開放弦のオクターブ上の音になります。12フレットで2分割したネック側とボディ側は、オクターブ違いの同じ音が出るようになっているのです。そのため、12フレットはある意味目安のフレットになります。
指板のマークの形状は様々で、丸い点や長方形、6角形、平行四辺形、ひし形、などなど、様々です。
ポジションマーク自体は様々な材質出てきていて、指板に埋め込んで接着剤で止められています。
ドットのポジションマークが取れるなんてことはあまりないですが、面積の大きい長方形や平行四辺形のものなどは、接着剤が劣化して取れてしまうなんてこともたまにあります。
そういったときは楽器屋さんでリペアしてもらうのが良いです。
ポジションマークは音程の目安
ギターのフレットはフレット1つボディ側に近づくごとに半音上がっていきます。
レギュラーチューニングにした場合、ローコードのEメジャーを半音ずらしてセーハで抑えるとFになります。
さらにFの形のまま3フレット目をセーハするようにずらすとG、5フレット目にずらすとAになります。ポジションマークはを目安にするとわかりやすいのです。
また、ローコードのAを3フレットでセーハする形にずらすと、そこはCになります。5フレット目だとDに、7フレット目だとEです。
ギターの場合、コードを抑える時に、同じ手の形でフレットをずらすだけで簡単にコードを変えることができますが、その際の目印としてポジションマークはとても便利になります。
ポジションマークはそんな感じで使うことが多いです。