イコライザーとは
イコライザーとは、各周波数帯の音の補正を行う機材です。
ギターのエフェクターとしても用意されていますが、様々な用途で使われますし、ギターがメインのエフェクターというわけではないですね。
例えば単なるオーディオ再生機器についていることもありますし、PA機器にもついてますし、DAWでも簡単に使えます。
ギターを使う人にとって、エフェクター以外でお馴染みなのはアンプについているイコライザーです。BASS、MIDDLE、TRABLEってやつですね。
あれは、周波数帯を大まかに3つに分けて、そのエフェクター帯に対して補正をかけているわけです。
そんな周波数帯に対する調整をするのがイコライザーの役割です。
基本はいろんなアンプについている機能ではあるのですが、いつでもどこでもできるだけ自分の思い通りのサウンドにしたい、という時に、ギター側で決めてしまうために、エフェクターとして使います。
アンプのリターン端子に直接イコライザーからの出力を入れることで、アンプのプリアンプ部分を無視することができます。
イコライザーの使い方
イコライザーは、だいたい特定の周波数帯に対して、レベルを上げる「ブースト」かレベルを下げる「カット」をして使います。
ギターのエフェクターの場合、お手軽なものでも5つから7つぐらいはつまみがついていて、各周波数帯の調整ができます。
大体の目安ですが、低周波数帯200Hz以下、400~800hzぐらいが中音周波数帯、1.6kHz 、3.2kHz、6.4kHzとかが高周波数帯になります。
高周波数帯を上げればシャキシャキした音になりますし、中周波数帯をあげればぶあつい音に、低周波数帯を上げればベース音が強調されます。
ただ、電気信号を増幅したりカットしたりするので、変な設定にする不自然な音になります。
ギターの音色だけを追い求める際に、かなりこだわりがある場合に使うもので、ギターのエフェクターとしては最初に選ぶようなものではないと思います。
また、ギターのエフェクターとして使うと、つなぐところで音が変わるので注意が必要です。
エフェクターAの前につなげば、エフェクターAに入る前の音を調整します。エフェクターAの後につなげば、エフェクターAで変化を加えた音に対して、周波数帯での調整がかかります。
特にどこにつなげなければならないなどはないため、自分の求める音に一番合っている場所を探すものになります。まあ基本は歪み系の後ろにおいて、空間系の前に置くことが多いかと。