裏技とは
ゲームの裏技とは、人に知られていない隠された手法のことで、意図的なものからバグだったものまであります。
意図的なもので有名なのは、コナミコマンドでしょうか。
グラディウスでゲーム開始前に、上上下下左右左右BA でスタートボタンを押すと、自機が強力にパワーアップした状態から始まります。
これらはゲーム側で仕組んであったもので、見つけられることが前提というか、裏技が載っている本が出たりと、ゲームをプレイするうえでの楽しみの一つみたいな感じでした。
意図しないものとしては「バグ」が原因というものがあります。
昔のソフトは販売してしまったら修正するのはほぼ不可能なので、不具合はそのまま残ります。
残った不具合の中に、ゲームに有利になる要素があれば、それはプレイヤーに上手く利用されるわけでして、そんな裏技も結構ありました。
裏技が広がる口コミ
ファミコン時代、インターネットは一般に普及していなかったので、情報源は出版物や口コミでした。
現代に比べると娯楽の種類が少なく、学校に行くと共通の話題が多かったことも、口コミで広がる要因だったかと思います。
裏技本などは結構販売されていて、それを読み込んでいる人もいれば、立ち読みして自分が必要なところだけ覚えたりして、それが友達間で披露されて広まったり、兄弟から情報が広まり上の世代から下の世代へ、など様々な情報伝達経路があり、メジャーなゲームの裏技は大体みんな知っている、みたいな現象が起きていました。
インターネット時代の裏技の広がり
インターネットが普及すると、掲示板というものがまず情報伝達の媒体として広がります。
さらに、ゲームポータルのワザップというサイトができ、そこは会員登録すればだれでも書き込めるSNSのようなものがありました。
そこで情報が交換されるのですが、誰でも書き込めるため、中には嘘の情報もあり…、ゲームだけでなくいろんなネタも提供してくれたサイトでもあります。まだ運営されていますが。
初期のツイッターはまだ使っている人もそこまで多くなく、ゲーム的なコミュニティを作りやすかったので、そこで多くの交流が生まれ、実際にDiscordなどのボイスチャットコミュニティができたり、チームを組んだりなどが進み、そういったコミュニティの中で情報が伝達されることも多くなりました。
youtubeが広まった後は、動画付きで紹介されることが当たり前になりました。
これにより、昔は学校に行けば自動的に情報が入ってきていたのに、現代では自分で調べに行くか、そういったコミュニティに自主的に参加していないと裏技や有利な情報が取得できないなんて状況になっています。
それだけ趣味が細分化されたということなんでしょうね~。