偏差撃ち(偏差射撃)とは。移動する敵に弾を当てる技術【FPS用語集】

FPSゲーム

偏差撃ち(偏差射撃)とは

偏差撃ちとは、移動している敵の位置を予測して撃つことです。

大体は敵の少し先を撃つことになります。慣れている人はそれをわかっているので、偏差を避けるために、ジグザグに動いたり…なんてことをします。

FPSなどのシューター系のゲームにて、物理法則によって弾道が変化する際に使われます。

動いている標的に当てるためには着弾時の位置を予測して撃たなければ当たりません。弾が届くまでの時間でも、標的は動いているからです。

敵が止まっているのならば、その敵の現在位置を直接狙えば良いですが、敵が動いている場合は、着弾するときにはその位置に標的はいないということになります。

この辺りは、ゲームによって弾速やゲーム内の物理法則が異なるため、一概には言えませんが、大抵は距離が遠くなればなるほど偏差を考える必要が出てきます。

偏差撃ちのコツ

偏差撃ちは「予測」です。

弾速と相手の移動速度と画面上の距離を計算して、タイミングよく撃つことで当てることができます。

そのために知っておかなければいけないのは、各武器の弾速と、弾がどのぐらい落ちるかです。

横の偏差

横は移動している敵に対しての偏差です。

動いている先を予測して撃つ必要があります。

どれぐらい先を撃つのかは、弾速とキャラクターの移動速度で変わります。

これはゲームによって移動速度が違うので、それに合わせていくことになります。

スコープのドットだったり、レティクルだったりと、各キャラクターのサイズなどを目安として、体1個分先とか、頭1個分先、みたいな感じで自分なりの目安をつけて撃つと感覚をつかみやすいです。

距離も関係するため、その辺りの感覚も必要になります。

縦の偏差

移動する敵に対しては「横」の偏差ですが、遠くなってくるともう一つ、「縦」の偏差が必要になります。

当てたい場所よりも上を狙って撃ちます。

上を狙う理由は「重力」です。

物は落ちるのです。

銃の弾も例外ではありません。

ゲーム内でも物理法則がある場合は、弾が落ちる設定になっていることが多いのです。

どれぐらい落ちるのかは武器の性能と、射撃距離に関係してきます。

縦の偏差が必要シチュエーションの場合、遠距離を倍率スコープで狙うことが多いので、スコープのレティクルのメモリを目印にして狙うとわかりやすいです。

どれぐらい上を撃つかは距離によって変わるので、使う武器の着弾点を確認して調整する必要があります。100mならメモリ1つ、200mなら2つ、とか、頭一つ分上、みたいな感じで目安をつけるとコツをつかみやすいです。

偏差撃ちが必要ない場合

ゲームによっては偏差撃ちしなくても良い場合があります。

例えば交戦距離が近い時です。人間の反応速度や、武器の設定などで、偏差を考えなくて良い距離では基本はそのまま敵を狙えば良いです。

偏差を考慮しないといけないのはある一定の距離がある場合になります。ゲームによって違いはありますが、中距離以上のことが多いです。

もう一つは「即着弾」する武器です。たまに「即着」なんて略されます。

リアル系のゲームでは少ないですが、SF系のゲームだと、撃った瞬間に物理法則を無視してまっすぐ飛んでいき、時間差ほぼ0で着弾する、なんてものがあります。ビームとか。

そういった武器はどんなに距離が離れていても偏差を考える必要はありません。

ゲームと武器の特性を理解して戦うことが重要になります。

タイトルとURLをコピーしました