Steamとは
steamとは、PCゲームなどのダウンロード販売のプラットフォームです。
ゲームだけでなく、ツールのようなソフトウェアから、サウンドトラック・映像などなど、様々なものが販売されています。
ユーザーがコミュニティを作れるプラットフォームや、マルチプレイのサポートなどなど、ゲームに関わる様々なサービスも用意されています。
ユーザーはsteam上のアカウント内でゲームを購入し、そのアカウントとゲームが紐づくため、インターネット環境があれば、どのPCからでも購入したゲームをプレイすることができます。この特性上、一度買ったゲームを中古転売するなどは不可能になる仕組みです。
steamアカウントで認証しないとゲームはできないため、海賊版の対策にもなっています。
ソフトのインストール、アンインストール、アップデートなどソフトウェアの管理もsteam上で行うことができます。自身の買ったゲームを管理するのに非常に便利なプラットフォームです。
ビッグタイトルからインディー作品まで、多くのゲームが購入可能ですが、全てのゲームが集まっているわけではなく、他のプラットフォームでしかプレイできないゲームもあります。
また、昔はsteamで売っていたけど今は自社のプラットフォームでしか買えない、とか、最近またsteamにも出品した、とか、おま国タイトルとか、その時その時で変わります。
steamはあくまでもゲーム販売(とゲームに関わる各種サービス)プラットフォームなので、そこにゲームが出品されるかどうかは、開発会社の選択次第になります。
steamの功績
海賊版で壊滅状態だったPCゲームが市場として再度成立することになる、ある意味救世主的な仕組みでした(ちょっと大げさですし、現在でも全てが防げているわけではないのですが)。
まあ、PCゲームのDL販売がきちんと市場となった一番の理由は高速回線の整備なのかな、とは思いますが。
2003年には最初のリリースがされていますが、リリース当初は色々問題があったようです。
現在ではほぼ一強といって良いゲームのDL販売プラットフォームになっていますが、近年ではEPIC GAMESなどもゲーム販売プラットフォームに力を入れており、多少は選択肢が出てきています。ただ、UIや機能など、steamが一番便利なのは変わりなく、また他者プラットフォームの強引な囲い込み策などは一部のユーザーの反発を招くなど、steamのシェアを大きく奪うところはなかなか存在しないのが現状です。
今後、他のプラットフォームの展開次第ではまた状況が変わっていく可能性があります。
20~30年前では、田舎でPCゲームといったら手に入れるだけでも大変でした。売っているところがまずないわけです。高速回線もなく、ダウンロードしてなんてとてもめんどくさいですし。
一応裏の交換などはネット上でできたようなのですが、自分が初めてPCゲームに触れた頃は自宅回線が無かったので、そういったものには触れずに普通に買ってました。
自分が再度PCゲームに戻ってきたときにはある程度の高速回線がインフラとして整備され、steamもちゃんと使い物になる形で運営されていました(とは言ってもPCゲーに戻ったのはマインクラフトのベータでしたけど)。
その時にsteam便利だな~と思ったわけで、それ以降ずっと使っています。
現在でもsteam以上に便利なプラットフォームはPCゲームだとないですし(とは言ってもEPICもOriginも使ってはいるんですけど…)、steamに寄せてもらえると使う側としては便利だな~と思います。