ランニングホームランとは
通常のホームランはフェアグラウンドのフェンスをノーバウンドで超えた場合ですが、ランニングホームランはフェアグラウンドに落ちた打球に対して、守備側にエラーなしで、ランナーがホームまで返ってきた時に記録されるホームランになります。
プロの球場ではなかなか見られないプレイではありますが、外野の深いところに転がって芝に引っかかってボールが止まってしまったり、フェンスの跳ね返りが予想とは全く別の場所にいったり、かつ、バッターランナーの足が速い場合に起きやすいです。
有名なのは2007年のMLBのオールスター戦にて、イチロー選手のライトフェンス直撃の打球がランニングホームランになったものです。MLBのオールスターでは2021年まででは、このイチロー選手のみがランニングホームランを記録しています。
外野のクッションボールは予想外の場所にはずんだり転がったりすることがあり、そういった際に、エラーはつかないけどもう一つ進塁できるなんてことがあるのですが、その時に足が速い選手の場合、ランニングホームランのチャンスになります。
ランニングホームランは和製英語のようで、英語ではinside the park home runといいます。