スリーバントとは
スリーバントとは、バッターがツーストライクのカウントからバントすることです。
なぜ、わざわざ「スリーバント」という固有の名前がついているのかというと、スリーバントの場合、打球がファウルになると打者が三振扱いでアウトになるからです。
普通はツーストライクでバットに当たってファウルだった場合、三振にはなりません。そのルールを上手く利用し、バントで粘り続けるというプレイをできなくするために、スリーバントという規定があります。
以前、甲子園で、ファウルを打って粘るバスター気味のカット打法が、バントではないかと議論になったことがあり、結局途中で実質禁止みたいな措置になったことがありますが、
スリーバントすること自体に問題はなく、プロ野球では送りバントの際によく使われる作戦です。打撃が本職でないピッチャーがチャンスで打席に立つときに、良くスリーバントが使われます。
ゲッツーになるくらいだったらスリーバント失敗で三振アウトでいいよ、という割り切りです。
スリーバントというのは和製英語のようで、海外の野球の記事などを読むとbunt with two strikesみたいな感じで出てきます。固有名詞にはなっていないのかもです。